足圧は体調を物語る

当院では初めての患者様は問診の際には足圧の測定を行っています。

腰痛の患者様は勿論、首が痛い方、肩関節に不調を訴えている方など一見すると足圧には関係ないように思われますが実は大きく関わっています。


足圧の4パターン


左右共に踵重心のパターン

一般的に最も多いパターンです。

左右共に踵重心の場合は「腰・背中・首」というように身体の後面の痛みやコリを訴えています。

この患者様は首の痛みで来院されました。

典型的な「後面の痛みパターン」です。

濃赤が最も圧がかかっているところです。

右の踵を見ますと内側に重心があります。

「実は少し歩くと右膝の内側の痛みも痛くなるんです。」

「腰はいつも左側が痛くなるんです。」

身体も左捻じれ(反時計周り)が考えられます。


左右共につま先重心のパターン

このパターンでは「膝・股関節・肩関節」の不調が考えられます。

また、日常的にハイヒールを履いている方や野球やソフトボールのキャッチャーのようにつま先に体重をかけるスポーツをやっていた方などが当てはまります。

この患者様は陸上の短距離の選手で膝と股関節の痛みで来院されました。


片方の踵が浮いているパターン

この場合は踵が浮いている側の「膝・股関節・肩関節」か反対側の「腰・背中・首

 のいずれかに不調が考えられます。

この患者様のケースは右膝と左腰の痛みで来院されました。

身体の左捻じれ(反時計回り)が考えられます。

※左踵が浮いている場合はこれと逆の症状が考えられます。

上記の基本の4パターンを見るだけで患者様の日常の生活や身体の不調の原因が想定されます。

原因がつかめないまま施術をしても結果が安定しません。

患者様自身もビジュアルで自分の状態を把握し何に気をつければ良いか共通認識を持てます。

慢性的に痛みやコリでお悩みの方、足は身体を支える土台です。

足圧を測定してバランスの確認をしてみませんか?