虚・寒でみる体質・気質(肺経)

 

みなさんこんにちは。旭接骨院 竹内です。

 

当院には、アミカ(真皮間質液測定装置)という測定機器があります。

 

アミカでは、皮膚の真皮層と言われる層に微弱な電流を流すことで、身体の中の「水分量」と「イオン濃度」を測定します。

その結果をもとに、東洋医学の経絡(いわゆるツボの流れ)のどこに「冷え」「疲れ」「痛み」「こり」「緊張」があるのかをわかりやすく表示してくれるものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は肺経に着目していきましょう(^^♪

 

 

手の太陰肺経は、上腹部より起こって、上にあがって大腸を絡い、任脈の外を上行して上脘のところで胃口(噴門部)を循り、横隔膜を貫いて肺に属しています。肺経に属するツボは鎖骨下から腕の外側、前腕外側を通って親指の爪の外側で終わります。

 

簡単に説明すると、お腹から始まり大腸、胃、肺、のど、大腸、皮膚、毛、鼻、呼吸に関係するため、これらに不調が起こると肺経に症状がでやすくなるということです。

 

 

①肺経が虚・寒状態

 

<どんな体質?>

・呼吸器系や鼻、皮膚の症状が出やすい(東洋医学では、肺の働きは鼻・皮膚・体毛にも関わるといわれている)

・肺は大腸とも関わりがあるため、肺が弱いと便秘がちになりやすい

※風邪などで一時的に虚・寒となっている場合は、体質というよりも体調と考えたほうがよい

 

 

<肺経の症状>

・顔色が白く痩せていて、胃腸が弱く怒りっぽい

・悪寒がして鼻水が出る、口は乾かないが胸はゼイゼイとして咳嗽(咳:音があって痰がないもの、嗽:痰があって音がないもの)があり白く少ない痰を吐く

・皮膚が乾燥し、声が低くて弱い。呼吸はかすかに速い。

・冷えることを嫌い、自然と汗をかき、一日の間に発熱と解熱を繰り返して寝汗をかく。

 

 

<養生のために>

・大きな声を出して呼吸器を働かせるといいので、カラオケや合唱、応援などで声をだしてリフレッシュする

・運動をして汗をかく(ただし激しい運動よりも、ジョギングなど代謝を活発にする程度のもの)

・風邪をひきやすいので身体を冷やさない

・食事をとりすぎず、粗食とする(身体が冷えやすいので、果物は控えめにして生野菜よりも煮野菜をとる。適量のニンニクやショウガ、シソを用いて身体を温め気をめぐらせる)

 

 

<代表的な治療点>

①肺兪(はいゆ)

・主治・・・・・肺、呼吸疾患、腰背痛、皮膚疾患

 

②太淵(たいえん):臓腑の病が現れるとされる肺経の原穴(つぼ)

・主治・・・・・喘息、胸の痛み、肩背痛

 

 

 

②肺経が実・熱状態

 

<どんな体質?>

・風邪をひくと扁桃腺炎などで高熱を出しやすい、肩こりが強い

・腸の活動が過敏になる

 

 

<肺経の症状>

・感情(自律神経)が原因だと、咳が出たり痰が出たりしてのぼせる、のどが渇いて胸苦しくなる、腕の前面が痛み、手のひらが熱く感じる。

・気候(寒さなど)が原因だと、肺が腫れて膨満し、咳をして鎖骨の上のくぼみが痛む。

・目が赤くなったりのどが渇き尿量が減る

 

 

<養生のために>

・汗をかいて運動することが第一。もともと体力があるタイプが多いので、競技に参加するなど積極的に体を動かすとよい

・体力はあるが腸は敏感なタイプなので、変わったものを食べると下痢をするなどお腹を壊しやすい。果物を食べすぎると肌が荒れやすくなる。香辛料や刺激物は発汗を促すので身体に合う。

 

 

<代表的な治療点>

①列缺(れっけつ)

・主治・・・・頭痛、歯痛、寝違え、顔面神経麻痺、鼻血、嗄声(しわがれ声)、橈骨神経障害

 

②尺沢(しゃくたく)

・主治・・・・咳嗽(せき)、ぜんそく、胸苦しさ、咽頭炎

 

 

 

実は、アミカを測定する方の7割に肺経の虚・寒が出る傾向があります。

肺経には上記に示した通り、さまざまなものと関係があるため、肺経のみの治療ではなく全身をみていくことが大切です。

 

 

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