原因がわからない膝痛:急な腫れと痛み


高齢者に起こりやすい膝の症状

右膝の正面
右膝の外側面

70代の女性の患者様の例です。

来院の2日前の夕刻、急に膝が腫れてきてその後だんだん痛みが増してきてその晩はほとんど眠れない状態で翌日クリニックを受診。
血液検査、レントゲン検査などをしていただいたが特に異常が見られない。
その次の日に当院に来られました。


膝の腫れと強い熱感、膝関節の屈伸運動痛と運動制限。

患者様の環境因子
○仕事の内容が膝をよく使う(屈伸運動を繰り返す)
○立膝をつく姿勢が多い
○仕事が忙しく肉体的ストレス
○最近、身内に不幸があり精神的ストレスがある。
○冬期ということもあり水分補給が不十分である。

エコーで確認
白い高エコーの画像が確認できました。

メタトロンで確認

「乱れやすい化学物質」
を見てみました。

高リスクに
「アデノシン一リン酸」です。

アデノシン一リン酸とピロリン酸は生体エネルギー生産に深い関係があるんです。

周波数1.8Hzは骨組織・破骨細胞・骨芽細胞を表します。

足圧測定では左足に踵重心が特徴的な結果でした。

触診・視診
膝部から下腿部まで皮膚を確認しましたが特に傷など無いようです。
外皮からの細菌感染などは無さそうです。

これらのことから
「偽通風」を疑いました。
ピロリン酸カルシウム結晶沈着です。

痛風に似ていますが足母指の付け根が痛む痛風はよく耳にしますが、「偽痛風(ぎつうふう)」という病気があります。

 60歳以上の人に多いひざの痛みに多く発症します。原因ははっきりしていませんが、老化によって肝臓の代謝機能が低下することが一因であると考えられています。肝臓の代謝機能が落ちると血液中にピロリン酸という物質が増え、これがカルシウムと結びついて「ピロリン酸カルシウム」に変わります。そして関節液の中に入り、過労など体調や食事の条件によって結晶化し、関節内部の組織に付着します。結晶は異物なので、それを排除しようとして炎症が起き、痛みが生じるのです。

 特に症状が出やすいのはひざですが、足首や股関節、ひじなどほかの関節で症状が出ることもあります。

 痛みの程度は軽度から激痛までさまざまですが、腫れや赤み、熱感などもあり、発熱などの全身症状を伴うこともあります。症状は数日から1カ月以上続くこともあります。

 変形性膝関節症が進行している人ほどピロリン酸カルシウムの値が高いというデータもあり、合併する場合があります。

偽痛風ではピロリン酸カルシウムですが痛風は尿酸の結晶が原因となります。

ここが大きな違いですね。

いずれにしても代謝機能の低下・ストレス・運動不足などが原因です。


施術のご提案

〇マトリクスウエーブ通電で間質液を循環

〇伸縮テープで大腿部概則の筋肉をサポート

〇冷湿布と包帯固定

これを10日続けその後、インソールを作成して身体のバランスを整えていきます。