骨盤矯正を考える

 

みなさんこんにちは。旭接骨院院長の伊藤です。

 

 

 

よく、患者様から「骨盤調整」ってなんですか?  「骨盤矯正」ってなんですか?

という質問を受けます。

 

そもそも骨盤をどういう状態にするのが「調整・矯正」なのでしょうか?

 

 

 

以前に国営テレビ放送での「骨盤はずれるのか?」を検証した番組がありました。

ある著名なドクターによるレントゲン写真を基に解説されていましたが、

結論から言うと『骨盤はズレない‼』でした。

 

骨盤のズレを治すのが「骨盤調整」・「骨盤矯正」だと考えている患者様が多くいらっしゃいます。

 

もしズレるのであればⅠミリの狂いなく合わせることが出来るのか?

 

何ミリの誤差までが良くて何ミリからが異常なのか?

 

当院の施術の考え方はずれているとしたら「ずれもその人の体質」

施術者が解釈するずれも患者様にとっては必要なのではないのか?

では、どうすればよいのか?

 

骨盤には仙骨と言う亀の甲羅のような骨とその両サイドにベルトが引っかかる腸骨という

骨があります。

その中には泌尿器・生殖器・腸などが存在します。

 

その仙骨と腸骨の間の関節を仙腸関節といいます。

仙腸関節は正常では3mmほどのアソビがありますがこの関節が硬く

ロックされると関節を包む関節包の機能も低下してしまいます。

 

骨盤は身体の中心にあり重心でもあります。

骨盤の関節包には非常に大切なセンサーの役目もしています。

関節が外れないようにする役目や関節の異常や筋肉の動きを大脳に伝える

非常に大切なセンサーの役目もしています。

この仙腸関節のロックを外してあげるのです。

しかも、実にソフトに。

 

当院ではずれよりも機能をアップさせる施術を「骨盤調整・矯正」と考えます。

二週間後に経過観察です。

 

腰痛は少しでも不安になったら早め早めに手当てをしましょう。

風邪をひいて咳やくしゃみで腰痛を発症するケースがあります。

瞬間的に腹圧が高くなり腰や背中にストレスをかけてしまうのです。

腰の筋肉や腹筋・インナーマッスルなどの軟部組織を痛めてしまうのです。

普段から筋トレ・ストレッチを習慣にしてリスクを最小にしましょう。