朝どうしても起きられない

 

みなさんこんにちは。旭接骨院 竹内です。

 

突然ですが、朝なにをやっても起きられない・・・・なんて経験をしたことがありませんか?

誰しも一度は経験したことがあると思います。

 

仕事や部活で疲労困憊になっている・友達と電話をして夜更かしをしてしまった・試験勉強や仕事があって寝るのがいつも遅くなってしまう・何もないけれどダラダラと携帯を見て気づいたら明け方になっていた・・・・・などさまざまな原因があると思います。

 

このような理由は、しっかりとお風呂に入って身体を温め、早めに寝ることなどで解消することが多いといわれます。

では、しっかりと寝ているし疲れもそこまでないのに、朝どうしても起きられないのにはどんな理由があるのでしょうか?

 

 

注目されているものの一つに「起立性調節障害」というものがあります。

 

起立性調節障害とは、自律神経失調症のひとつで、自律神経(日中や活動時に働く交感神経と夜やリラックス時に働く副交感神経)が乱れることで、循環器がうまく働かず発生します。

 

 

思春期(10~17歳)に多く、朝身体がだるくベッドから起き上がることができないほどになってしまうケースもあります。多感な時期における自律神経の乱れも関係し、遅刻・早退などが増えて不登校になってしまうこともあるといわれています。

 

 

人間の身体は、通常は起床時には交感神経が働き、食事・整容・支度などができますが、自律神経の切り替えがうまくいかず副交感神経が働いてしまうことで、今まで普通にできていた動作ができなくなってしまうのです。

 

立ち上がったり身体の向きを変える際、通常であれば自律神経が足の血管を収縮することで、心臓や頭に血液を戻そうとしますが、それができないために起立性低血圧(立ちくらみ・脳貧血・めまい)などの症状が出て、ひどいときには倒れこんでしまうケースもあるようです。

 

その他の症状としては

・食欲不振

・強い倦怠感(ひどいときには指一本動かすのもおっくう)

・腹痛や下痢

・片頭痛

・疲れやすく疲労の回復が遅くなる

・眠り込んでしまう

 

などさまざまなものがあげられています。

 

 

先ほど述べたように、思春期に多いことから、家族や友達から「だらけている」「さぼっている」「仮病だ」と言われることで、悪循環になってしまうこともあり、注意が必要です。

 

 

自律性調節障害では、血圧の薬や自律神経のバランスを整えるお薬などが使用されますが、薬物療法のみですべての方がよくなるわけではないようです。

 

大切なのは、

・病院への受診

・十分な水分補給、適度な塩分補給(水分摂取により体内の水分量が増え、血圧をあげる効果がある)

・日常生活の改善(学校や家庭における精神心理的ストレスの軽減)

・活動量低下および筋力低下の予防

・眠れなくても夜にベッドに入る習慣づけ

 

一度ご自身の生活を見直し、改善できるところからしていきましょう(^^♪

 

鍼灸治療には自律神経を整えたり、気分をリラックスさせる効果もありますので、お身体のことでお悩みの方は当院へご連絡をお願いいたします(^^♪

 

 

 

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