一歩目に足が痛む原因とは?

みなさんこんにちは。旭接骨院 竹内です。
静岡県に直撃が心配されていた台風14号も去り、昨日は夏を思い出すような暖かさでしたね。
急な気温の変化や、朝晩の冷え込みで体調を崩される方も多いかと思います。風邪を引かないようにしっかりと対策をとっていきましょう。
さて、先日受診された患者様です。
主訴は「朝起きて、一歩踏み出した時に足の裏に激痛が走る」との事でした。
お話を聞いていくと、足の裏の踵(かかと)に強い痛みがあり、内側縦アーチ(いわゆる土踏まず)にも少し痛みあるようでした。
踵部痛を訴える原因には、踵骨骨折・足底腱膜炎・アキレス腱損傷・セーバー病・神経痛など他にもさまざなものがありますが、
いくつかの検査を行い、今回の場合は”足底腱膜炎”の疑いがあると判断しました。
足底腱膜とは、踵から足の指の根元まで伸び、足裏の中央部を覆う厚い腱膜様組織のことを言います。
ランニングなどにより外力が足底腱膜に繰り返し加わったり、扁平足、長時間の立位、急激な体重増加などによって足底腱膜に炎症が起こったものを足底腱膜炎と呼びます。

当院では、炎症を抑えるためのアイシングやマトリックスウェーブを使用した組織の循環改善、下腿三頭筋のストレッチと足底へのテーピングを行いました。

また、足底腱膜炎の患者様には、「足関節の背屈制限(足首を上に持ち上げることが出来ない)」方が多いため、そちらも合わせて治療を行いました。

症状がなかなか改善しない場合にはインソールを使用して足の負担を和らげることもお勧めです。

痛みがある場合に大切なことは、①アイシング、②安静です。そのうち治るだろうと放置せず、気になることがあれば当院にご連絡ください。