足圧はすべてを物語る
みなさんこんにちは。旭接骨院です。
「足圧はすべてを物語る」・・・・・・どんな意味でしょうか?
足圧とは足の裏にかかる体重の荷重バランスのことを指します。
足を左右・前後で分けて考えた時、足裏全体に均等に体重が乗るのが理想的ですが、人によっては前荷重になったり、外側に体重がかかったりと、かたよりができることが多いようです。
そんなかたよった状態で何年も過ごしていると、腰が痛くなったり膝に負担がかかります。
当院で測定をさせていただいている足圧の症例は2,000を超えています。
そのデータから判った基本パターンをご紹介いたします。
1、かかと重心パターン
腰・背中・首など身体の後面の痛みやコリが考えられます。
また、指が地面に着いていない「浮指」の患者様も多くいらっしゃいます。
2、つま先重心パターン
膝、股関節、肩関節などの身体の前面の痛みや不調が考えられます。
巻き爪・ウオノメ・タコなどの角質除去が必要な患者様も多くいらっしゃいます。
3、片側かかと・片側つま先パターン
かかと重心側の腰痛や肩こり、つま先重心側の膝痛や股関節痛、肩関節痛が考えられます。
また、身体の捻じれや歪みを訴える患者様も多くいらっしゃいます。
以上基本パターンをご紹介しました。
身体の不調は土台である足に現れます。腰や肩が痛い原因は、実は足にあることも多いんです。
来院された患者様の例をご紹介させていただきます。
腰が痛いという主訴で来院されました。お話を聞いていくと、日常的に立って左を向いて作業をされています。
足圧を測定しました。
左右差で見ると左が51%、右が49%と左重心です。
また、両足共に踵重心です。
左腰部痛の症状が考えられる典型的なバランス状態です。触診をすると腰椎4番が左捻転をしています。
これに疲労や精神的ストレス、食事、気候などが加わって発症すると思われます。
腰痛が起きたら施術が必要ですが日頃の予防が大切です。
電気治療で筋肉を緩めた後、AKAで仙腸関節を緩め腰椎を調整し、痛みが減弱して施術終了です。
一週間後に来院予約をお取りしました。
決まった態勢での作業により身体の歪みが腰痛の原因となっている場合は
捻じれが戻るように毎日のストレッチで柔軟性を維持することが大切です。
先ずは何をおいても「インソール」です。
インソールを使用することで左右の足のバランスを整えること。
正しい歩行と体重移動を容易に導いてくれることが挙げられます。
目が悪い方が眼鏡をかけるのと同じです。
次に適切なテーピングです。
適切な とは?
無駄がなく患者様の可動域を確保しながら痛みを除去できるテーピング法です。
どんな痛みも我慢せずに早期の施術が大切です。
医療従事者にとって、『フットケア』は、少しでも長く歩ける足、スポーツ時の機能向上として、足から全身を診る事だとも言えます。
高齢者などはほんの些細な事で足を痛め歩行困難にもなってしまいます。
足指・爪のケアは急速に重要性を増しています。欧米では『足病医』がいるほどです。
フットケアは、高齢者が寝たきりなどの状態を予防して自立した生活を送る為の重要なケアの1つとして位置づけています。
足病により足のバランス機能が低下してそれが転倒へのリスクの一因と報告も上がっています。
爪先の変形、足趾の変形などは転倒のリスクは80%
以上のものを予防するには…
①足のスキンケア
②適切な足爪切り
③足趾間圧力.バランス機能改善
④運動
足病は非常に多岐にわたる要因から発生しますので専門的な診療と治療をお勧めします。
インソールで土台を安定・矯正し捻じれや歪みは手技で調整いたします(^^♪