原因不明の足の腫れと激痛
年末年始とカロリー過多になりやすい生活からようやくいつものリズムを取り戻しつつあります。
年始早々来院された患者様の記事
要介護3の認知症が進んだ86歳の女性です。
昨日の朝から右足の親指の付け根が痛くて歩けないとご家族の方が付き添って見えました。
問診に入りましたが患者様ご本人は認知症のため原因等は全く覚えていません。
ただただ痛みを訴えるのみです。
皮膚表面に触れただけで疼痛を訴えます。
付き添いのご家族の方のお話では
「年末年始の3日間はショートステイを利用して帰宅されたこの二日間、夜中に家中を歩き回っていてどこかで転んだか何かにぶつけたかもしれない。」
消去法
エコーで観察してみました。
特に骨折は見られませんが炎症反応と浮腫は観察されました。
外傷性と考えると打撲か捻挫か?
しかし、この腫れと疼痛の状況から外傷性にしては怪しい・・・
関節炎、あるいは痛風のような疾患ぽいなぁ
量子波動測定器:メタトロンで測定すると決定的ではないが「痛風」のリスクを表示していました。
痛風は圧倒的に男性に多いが女性でもないことはない。
翌日内科を受診予定のため検査を進めて返事待ちです。
診断は痛風でした
翌日患者様のご家族から連絡がありました。
「はやり、先生が言うように痛風でした‼」
投薬と冷湿布で様子をみて四日後は痛みも腫れもきれいさっぱり。
関節の腫れというと先ずは外傷を考えます。
特に接骨院に来院される患者様には施術者側も外傷ありきで考えがちです。
年の始めに基本である問診・触診・視診・検査を無視できない当たり前だが大切な体験をさせていただきました。
今年も良い年になりそうだ。