どれくらいで治りますか?にお答えします。

「どれくらいで治りますか?」
と患者様からのご質問に何と答えるか?

測定機器・検査機器も様々ありますが当院では間質液測定器の「アミカ」の数値を本にそのご質問にお答えします。

アミカとは?

私たちの身体の中を流れる「水分(間質液)」の「量」と「質(濃度)」を測定し
冷え・疲れ・痛み・凝り・緊張
が体のどこの部分で発生し、何が不調と関わっているのかをグラフと図で表します。

間質液とは何でしょう?

間質液は組織間液、組織液ともいわれます。種々の生体組織において,血管外の細胞間のすきまを満たし,組織の新陳代謝や栄養の補給,排泄物の運搬などの役目をする液体成分。組織の状態によりその成分を著しく異にするが,毛細血管からの漏出によって生じ,一部はリンパ管入ってリンパ (液) となります。

この「間質液」が表皮の下層にある「真皮層」に多く間質液の量と質(イオン濃度)を測定することで痛み・コリなどの炎症や冷え・疲れなどの機能低下が推測されます。

 

真皮層の水分「間質液」の量でわかること

末梢の代謝の良否を推測できます。

末梢の間質液は、毛細血管からの水分の漏出で供給されます。このため、交感神経の緊張によって減り、交感神経の弛緩(リラックス)によって増加すると考えられます。また、真皮層の水分は、体温が低いと減り、体温が高いと増大すると考えられます。

真皮層の水分「間質液」の質(ナトリウムイオン濃度)でわかること

生体内の電解質が過剰になると、興奮したり発熱したりします。逆に電解質が不足すると、機能が低下し冷えてしまいます。水分の電解質の過不足から、興奮したり発熱した状態なのか機能が低下し冷えた状態なのかを推測できます。

これらのことから

東洋医学で言う「虚・実」が化学的根拠に基づいたグラフや図解にすることで理解できるようになりました。

虚とは間質液の量が不足したりナトリウムイオン濃度が低く、冷えや機能低下を起こす状態
実とは間質液の量が過剰になったりナトリウムイオン濃度が高く、発熱や興奮状態であると考えられます。

・間質液の量も濃度も過剰になっている場合は新陳代謝が高まって自然に治癒します。
久しぶりに体を動かしたために筋肉痛になった状態です。「実」
・間質液の量が不足し濃度は過剰な場合は新陳代謝が停滞しなかなか回復しません。
しつこい筋肉のコリのような状態です。「実」
・間質液の量は過剰で濃度が不足している場合は激しい運動の後のような疲れ状態です。
一晩ぐっすり寝ると回復します。「虚」
・間質液の量も濃度も不足した場合は冷えや身体機能の低下、内臓不振、不眠などの不定愁訴を訴えます。
回復までは時間がかかります。「虚」

このように
「リカバーバランス(疲労の回復力)」「ダメージバランス(負担の蓄積度)」「メンタルバランス(緊張の影響度)」が
具体的にわかるので回復までの期間や施術メニューをお伝え出来ます。
慢性の身体の不調で悩んでおられる方は是非アミカを体験していただきたいと思います。