呼吸筋、使えていますか?

 

みなさんこんにちは。旭接骨院 竹内です。

 

私たちが生きていくために必要なことといえば「呼吸」ですね( ^^) _旦~~

 

呼吸は、空気を吐くことと吸うことを繰り返すことで空気を入れ替えており、が活躍しているものという認識があると思いますが、実は筋肉も重要な役割をしているをご存知でしたか?

 

 

 

一言で「呼吸」と言っても、二つの種類があります。

①安静時呼吸・・・・私たちが通常意識せずに行っている自然な呼吸。

②努力呼吸・・・・・深呼吸や呼吸困難時、激しい運動後などに行う呼吸。

 

 

①安静時呼吸

・安静時呼吸の際、息を吸うときに使う筋肉は、「横隔膜」「外肋間筋(がいろっかんきん)」の二つです(^^)/

息を吸い込むことで横隔膜が下に下がり、胸郭(肋骨や胸骨)などが広がります。それに加えて外肋間筋が収縮することで、肋骨を上・前方向に持ち上げてさらに息を吸い込むことができます。

 

横隔膜は実は筋肉のひとつだったなんて驚きですね(*_*)!!

 

 

・息を吐くときに使う筋肉は・・・・・・ありません(・_・)!

息を吸ったときに下に下がった横隔膜が元の位置に戻ることで息を吐きだします。

 

 

②努力呼吸

・努力呼吸の際、息を吸う時に使う筋肉は、安静時呼吸と同じ「横隔膜」「外肋間筋」、

さらに大きく息を吸い込むときには、呼吸補助筋と呼ばれる以下の筋肉などが作用します。

 

斜角筋(しゃかくきん)、胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)、大胸筋(だいきょうきん)、小胸筋(しょうきょうきん)、肩甲挙筋(けんこうきょきん)、僧帽筋(そうぼうきん)、萎形筋(りょうけいきん)、前鋸筋(ぜんきょきん)

 

これらの筋肉はすべて「首」「背中」「胸」に存在し、大きく息を吸うために胸郭を広げる役割があります。

 

 

・努力呼吸の際、息を吐くときには横隔膜の弛緩に加えて、呼吸補助筋である

 

内肋間筋(ないろっかんきん)、腹筋(腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋)、下後鋸筋、広背筋、腰方形筋

 

などが作用します。

これらの筋肉はすべて「お腹」「腰」などに存在し、胸郭を下にひっぱることでおなかを引っ込めて大きく息を吐くことができます。

 

 

 

毎日のデスクワークによる肩こり、巻き肩、ストレートネック、運動不足などによる筋力低下などが起こると、必然的にこの「呼吸補助筋」がうまく使えなくなり、スムーズな呼吸ができなくなってしまうことがあります。

 

呼吸がうまくできなくなることで体はエネルギーをうまく生み出せなくなったり、疲労回復力の低下、臓器の働きや代謝が低下してしまいます。

その結果、「疲れがなかなかとれない」「寝つきが悪い」「なんとなく身体が不調だ」などの症状がでるように・・・・

 

 

また、深呼吸することで気分を落ち着かせるということがあるように、呼吸には自律神経を整える役割もあり、自律神経が乱れることで怒りやすい、落ち込みやすい、不安、不眠、ストレスなどの原因にもなります。

 

 

 

新型コロナウイルス感染拡大により、なかなか外に出られないし大好きな友達や家族にも会えない。密を避けるために家の中にいるしかない・・・・・・ストレスがたまりますよね!

 

一緒に呼吸筋ストレッチをして気分転換・疲労回復・自律神経を整えてみませんか(^_-)-☆

 

ストレッチを行う上で大切なのは、呼吸を止めないこと勢いをつけないことです!

 

 

まずは首の横、後ろをのばしていきます。

頭を倒したほうの手で頭を軽く押さえます。

 

30秒を2セット、左右両方行いましょう。

 

 

 

 

次は首の前側を伸ばします。

両手を重ねて胸の前に置きます。ゆっくりと頭を後ろに倒し、手は下方向に力を入れます。

30秒を2セット、左右両方行いましょう。

 

 

次に肩~脇腹を伸ばします。

両手を組んで上にあげてゆっくりと左右に倒します。

 

30秒を2セット、左右両方行いましょう。

 

 

 

肩に手をあててぐるぐると回しましょう。

前まわし、後ろ回しそれぞれ20回ずつ行いましょう。

 

 

 

肩~背中、胸を伸ばしていきます。

 

手を組んで前に出していきます。このとき背中を丸め、大きなボールを抱え込むような姿勢を作ります。

 

ゆっくりと30秒を2セット行いましょう。

 

 

 

理由はないけどなんとなく身体が不調という方にはボディチェッカーによる測定もおすすめです(^^♪